参加の時代と協働マーケティング」で説明したように、ニューウェーブの技術によって、個人が情報を発信したり、または創造していく、コンシューマー(消費者)からプロシューマー(生産消費者)となることが可能になりました。

また、積極的に自己表現や協働をしていくクリエイティブな人の多くはイノベーターであるとされ、参加や協働の世界において、そのような人々はソーシャル・メディアを最大限に活用し、消費者同士を互いに結びつけるハブ(中核)になります。

この様な、クリエイティブな人の社会で果たす役割は大きくなってくるといわれ、創造的社会において人間の重要な欲求として生存欲求よりも精神的欲求が強くなり、ニーズを満たす製品、サービスだけではなく、精神を感動させる経験やビジネスモデルも求められる時代ということです。

スピリチュアル・マーケティングとは?

前述で「精神を感動させる経験やビジネスモデル」とあるように「心理精神的便益」を与えていくことが求められます。

そのためには、企業もまた物質的な目的を超えた自社の自己実現について考え「どのような会社であ」「なぜ、事業を行っているのか」「どのような会社を目指しているのか」をしっかりと理解し、それらをすべてが企業のミッションやビジョン、価値に埋め込こみ、その企業が「人間の幸福にどのように貢献しているか」を消費者に認知されなければいけません。

つまり、消費者の精神に訴えかけ「共感」してもらうためのマーケティングになります。

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