バイラル・マーケティングは消費者の「口コミ」情報の拡散により、製品、サービスの認知度を高めさせていく手法になります。
*バイラル:「感染的な」などの意味があります。
ソーシャル・メディアで様々な情報発信がされている中、消費者は企業が自社の製品、サービスのすばらしさだけを伝える宣伝文句に対し簡単には信用しなくなっています。
そのような状況では、同じ立場である消費者のレビューの方が他の消費者に影響を与え商品購入を決定するための大きな要因となり、また企業にとって口コミで拡散されれば、広告コストの削減にもつながります。
口コミが起こるには?
口コミが起こるには大きく分けると2つに分かれます。
①自然的な発生「一次的バイラル・マーケティング」
この自然的な発生「一次的バイラル・マーケティング」消費者自らが率先しソーシャルメディアで紹介したり、直接、友人、知人、家族などに話をしたりし広まっていきます。
この場合「誰かに話したい」と思うような商品、サービス、情報に出会った時、自然に発生していきます。
このためには、
・広告がユーモア
・惹きつけられるもの
・納得でき「へー」「なるほど!」などと思えるもの
などの様々な要因を満たし、また好感を得られるための工夫をし、いかに口コミが起こるかを考えていく必要があります。
②故意的な発生「二次的バイラル・マーケティング」
この、故意的な発生「二次的バイラル・マーケティング」は、企業などが商品、サービス、情報などのサンプル、無料体験、無料提供をし、それを試した消費者、モニターにレビューをしてもらう事や報酬を払い商品、サービスなど紹介してもらう方法になります。
ただし、報酬によって紹介してもらう方法では紹介者が報酬を得るために過度な紹介方法を行ったりし、逆に悪い印象が広まってしまうこともあります。また、この様な作為的な方法に対し消費者は「結局、宣伝かよ!」と言った感情を持ち、否定的なイメージにつながる可能性もあります。もしも行うのであれば、信頼できる紹介者を厳選しなくてはいけません。