SWOT分析は環境分析で代表的な手法になり、企業を取り巻く外部環境と経営資源上、自社の強み、弱みの内部環境を分析します。
方法として、下図のようなフレームワークに、
・Strength(強み)・Weakness(弱み)の内部要素と、
・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の外部要素を探っていきます。
また、外部環境は自社でコントロールできる要素ではないので回避策(守り)の考案になり、内部環境は自社でコントロールできる要素なので戦略面(攻め)の考案になります。
この時点で、もしセグメンテーション(S)、ターゲティング(T)、ポジショニング(P)が明確なのであれば、SWOT分析もより明確にできるので、今後の戦略(マーケティング・ミックス)を考える際も、強みを生かした戦略を構築していけます。
もし、S、T、Pがまだなのであれば、同時に行っていき明確にしていくのでもいいと思います。また、分析順として外部環境から考えていくと「その環境内での自社の強み、弱み」のように、自社が参入する市場にマッチした強みと弱みを見出していけます。
というのもターゲット市場が変われば、強みが弱みに、あるいは弱みが強みにもなり得る可能性もあるからです。
次に、書き出した分析を基にクロスSWOTを行います。
クロスSWOTは、それぞれの要素を掛け合わせ、自社が取り組むべき内容をより明確にしていくものです。
Strength(強み)×Opportunity(機会)=最も取り組むべき要素
Strength(強み)×Threat(脅威)=強みにより回避、機会に出来る要素
Weakness(弱み)×Opportunity(機会)=弱みにより、失う機会など
Weakness(弱み)×Threat(脅威)=最も回避したい要素
これらをクロス(組み合わせ)させ、何をするべきかを明らかにしていきます。そして、SWOT分析で最も導き出したい要素は、KSF(Key Success Factor:重要成功要因)で「達成するために何が必要か」を探ると言うことになります。
また、SWOT分析でモレを無くすために、3C分析も同時に行う事が推奨されています。
SWOT分析表を配布中
SWOT分析につかえるテンプレート表を下記からダウンロードできるようにしてあります。Wordファイルで保存してあるので、そのままテキストを入力して使ことも、印刷して使うこともできます。お役にたてば幸いです。
【見本】